中古パーツ
廃車とされた自動車の中にも、パーツ単位で見るとまだ使えるのも結構あるそうです。そんなパーツは、また市場に出されるそうです。
各国の取り組み
日本では、自動車の保有台数は7000万代と言われ、大体2人に1人は自動車を持っている計算になります。もちろん、中には1人で何台も持っている方もいるかもしれません。今では、自動車を使わないと、いろいろな不便が起きるほどにもなっています。特に、現代の日本では、輸出の大多数を自動車に頼っているとも言われていますので、日本の企業の代表とも言えます。自動車企業以外でも日本の代表になれるよう頑張りましょう。
そんな自動車でも、日本では10年以内、10万kmを走ったら処分されます。年平均で数百万単位の自動車が処分されるとも言われていますので、自動車のリサイクルには、いろんな所が力を入れ始めています。特に、日本では、2015年までにリサイクル率を95%以上にして、埋立処分を5%未満にすることを目標にしているそうです。そんな日本で普及を急がれているのが中古パーツです。
車社会とも言われているアメリカでは、その名前が示すとおり自動車保有台数は世界一の国で、いろんな人の助けとなっています。そんなためか、中古パーツの利用は40%とも言われ、メンテナンスコストを削減などを中心に活躍しているそうです。また、自動車部品の市場のうち約1/3がリサイクル部品市場として、流通しているそうです。車社会だからこそ、自動車に対する関心が強いのでしょうか?
環境先進国とも言われるドイツでは、以前からリサイクルパーツを積極的に使われています。ドイツの有名な自動車でもある、ベンツやBMWなどのような高級車を始めとして、タクシーのような商用車などでも、多く利用されているようです。ドイツの場合では、自動車のメーカーや解体業者、産業廃棄物処理業者などが、手を組み合って一緒にリサイクルパーツと自動車のリサイクルを行っているそうです。
オランダでも、自動車の中古部品の流通に関しては、独自のネットワークが設立されています。その一方で日本では、世界一の自動車生産国とも言われる一方で、中古パーツのリサイクル率はとても少なく、わずか5%未満とも言われています。日本でもエコへの注目は強くなっているのですが、まだまだと言った所でしょう。
今の日本で求められるのは、中古パーツの品質のアップと販売と供給のネットワークの形成と確立などを含めて、さらに、中古パーツへの関心と周知、理解などが必要と思われます。中古パーツでも、問題が少ないこと、安いことを知れば、もう少し流通していくと思われます。
エコリサイクル車検とは?
みなさんはエコリサイクル車検と言うものを知っているでしょうか?中古パーツを使われる代表とも言われる車検のことです。そこまで有名ではないようですが、これは実際に行われている取り組みです。簡単に説明しましょう。
基本的には、普通の車検では、壊れたパーツや問題があるパーツは新品のパーツに交換されますが、エコリサイクル車検では、使えるパーツは最後まで使い切り、交換しなければならない場合のみに自動車の寿命にあった中古パーツを使用するようになっています。そのため、価格がとても安いのが特徴です。
リビルド品やリサイクル品なども、安心できるもののみを使っているのですから、安い、かつ安全で、車検料も安いと言われています。不況にありがたい車検とも言えます。
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Last update:2022/12/12