リサイクル方法
廃車される車のリサイクルはどうなっているのでしょうか?少し知っていきませんか?
自動車のリサイクルの流れ
基本的に古くなった自動車、事故車、買い手の見つからない自動車、故障車などがありますが、それら全ての自動車は、平均して80%以上はリサイクルされています。自動車の外側はほとんど金属ですし、メーターなどの計器類は、他の車でも使うことができます。エンジンが生きていれば、そのエンジンを新品のボディーに新しく載せ変えて、検査すれば、買い手も見つかるでしょう。このように、いろんな方法でリサイクルを行っています。
日本では、自動車リサイクル法が施行される前から、エコという言葉が増えていきました。そのため、一般の人たちでも、自分達からできるエコを行おうとしていますし、ホームページには、「チーム−6%」というのも見かけることもあります。そのため、自動車もいろんな方法で、エコを行おうとしているのです。
基本的な流れは以下の通りとなっています。
- 仕入れ
- 入庫車確認
- 液抜き
- 分解
- プレス
- 最終処分
以上の6つの工程を通って車をリサイクルします。
1 仕入れ
まず、自動車を仕入れます。今では、事故車でも仕入れることもあります。つまり、あなたや私達のような使う側から見れば、事故車でも買ってくれるという事になります。もちろん、壊れ方などにも夜と思いますが、それでも、結構なお値段で買い取ってくれるかもしれません。10万円以上の変化があると言われているくらいですから、最低でも20〜30万はするのではないでしょうか(相場は不明)?
2 入庫者の確認
仕入れた自動車を点検します。とりあえず、自走できるかできないかに分けられると思います。自走できるタイプは、修復して海外に輸出されると思います。自走できないタイプは、次の工程に移されると思います。海外では、日本の自動車の評価は高く、また、走れればいいという感覚の方も多いので、日本ほど、傷やへこみを見ることは少ないそうです。つまり、本来の機能を持っているかが重要視されるのです。
3 液抜き
エンジンオイル、オートマチックオイル、パワステオイル、不凍液、ギアオイル、ウォッシャー液などを抜きます。ここで出たオイル類なども、しっかりとリサイクルされるそうです。混ざると自動車には使えないでしょうから、おそらく、ゴミ焼却時とかに使われるのではないでしょうか?
4 分解
使える部品を分解し、取り外します。使える部品は、中古パーツとして他の工場や専門店へ出荷されて行くのでしょう。使える部品や金属類は全部で180〜200種類以上とも言われています。
5 プレス
ボディーだけとなった自動車は、プレスされ、鉄骨メーカーやシュレッダー会社などを通じて、鉄の原材料として生まれ変わります。鉄は少し前まで値段が暴落していたようですが、最近になって、少し回復の兆しが見られるようです。
6 最終処分
今のところ、80%ほどはリサイクルされますが、残り20%は最終処分場へと流れ着きます。しかし、各企業では少しでも100%リサイクルできるように頑張っているはずです。
以上が基本的な流れです。企業によっては、少しずつ変わってくると思いますが、大体こんな感じで間違いないと思います。
pickup
2022/12/12 更新