廃車の流れ2
永久抹消登録の場合は前のページで解説しましたので、今度は一時抹消登録の場合を見てみましょう。
一時抹消登録の場合
基本的な流れは永久抹消登録の場合と同じなのですが、少しずつ違いますので説明していきましょう。処分する車があるのならこの登録抹消手続きをすることになるので、チェックしておいてください。
永久抹消登録と一時抹消登録の大きな違いは、自動車を解体するかどうか、つまり、今後、その自動車に乗ることがあるかどうかです。基本的に、一時抹消登録を行う方は、海外出張や長期の入院、海外留学や自動車を在庫とする業者などが挙げられます。こういった方々は、自動車を必要とする可能性が今後にもあるのですが、それがいつか分からないので、乗らないとき(年)の税金をなくしてもらうために行います。
自動車リサイクル法が施行されたので、一時抹消登録の理由とその後の自動車の使用用途について聞かれたりすることもあります。
まずは、永久抹消登録の場合と同じように、ナンバープレートを外しておきます。できない場合には、業者に頼む必要があると思います。その後は必要な書類を集めます。今回はあくまで、一時抹消登録ですから、車体を引き取る業者、解体業者や自動車整備業者に連絡する必要はありません。
必要な書類は以下の8つです。永久抹消登録とは少しずつ変わりますので、気を付けましょう。
- 自動車車検査証(車検証)
- ナンバープレート2枚
- 所有者の実印
- 印鑑証明書1通
- 自動車税申告書
- 自動車取得税申告書
- 手数料納付書
- 申請書
これらの必要書類をもって、管轄の運輸局へ向かいます。到着したら窓口で、一時抹消登録をすることを伝えましょう。その後に、ナンバープレートの返納をします。返納窓口へ返納してください。そのときに、書類一式と書類記入サンプルを受け取ります。受け取ったら、書類を作成しましょう。記入方法は、サンプルを参考にすると良いと思います。記入が終わったら、手数料印紙(350円だったはず・・?)を貼り付けて、書類を窓口に提出します。
その後、会場で少し待ちましょう。しばらくするとアナウンスが入るはずなので、窓口で「一時抹消登録証明書」を受け取りましょう。この「一時抹消登録」は大事に保管してください。なくしても再発行はできるらしいですが、再発行が面倒らしいです。また、自動車の再登録には必要となってきます。
最後に、自動車税事務所で自動車税の手続きを行います。これで、自動車の一時抹消登録を完了です。自動車税が停止し、車検が残っていれば返金されます。永久抹消登録とは書類と手順が少しずつできますので、間違えないように気をつけましょう。ちなみに、月末や3月には、廃車する方が多くなるそうなので、その場合には時間などに余裕を持って手続きを行いましょう。
また、これは永久抹消登録にも言えることですが、管轄の運輸局ごとに、一時抹消登録の方法は変わってくることもありますので、絶対に、事前に管轄の運輸局に確認しておいてださい。ほかにも、軽自動車や大型自動車、中型自動車の場合には、若干の違いがあると思いますので、注意しましょう。
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Last update:2017/7/12